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立川市

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「立川市歴史民俗資料館」

〒190-0013 東京都立川市富士見町3-12-34
TEL:042(525)0860

ホームページ: URL

開館時間: 9:00〜16:30

休館日:
月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日〜1月4日)

入館料: 無料

立川市歴史民俗資料館
 
分かりやすい説明で立川市の歴史や民俗を紹介
 
「収蔵品数70000点!企画展やミニ展示で立川市の歴史や民俗を知る」

立川駅からバスで20分ほど、立川市南部に位置する富士見町に立川市歴史民俗資料館はあります。この場所に住んでいた故井上重雄氏が立川市に土地を寄付され資料館施設が建てられたのは、1985年(昭和60年)のこと。時代順に人々が生活する際に遺していった物を展示しています。また、付属施設として立川市北部の幸町に古民家園もあります。
 
なりたち
資料館がある土地は、この地に約400年にわたって暮らしてきた井上家から、市の文化財保護に活用して欲しいとのご厚意により寄贈されたものです。寄贈が決まってから、発掘調査、建物の建築などが行われ、昭和60年12月1日に開館しました。
資料館は近代的なコンクリート造りですが、井上家が代々使っていた土蔵はいまでも敷地にあります。
また、付属施設として、幸町にある川越道緑地の中に、市の有形文化財に指定されている古民家「小林家住宅」があります。 一般公開されて、自由な時間を過ごすことが出来ます。
 
企画展&ミニ展示
夏休み、芸術の秋、春休みと年に3回行われる企画展示。70000点あまりの収蔵品から、テーマをしぼって展示が行われます。
なぜか今のところ弥生時代だけは人が住んだ形跡はないそうですが、それ以外の縄文時代から現代まで、多摩・武蔵野地域の中でも発展し続けた立川市。
武士が活躍した中世、新田開発が行われた近世、鉄道や飛行機の町だった近代、とさまざまな産業や移りゆく社会背景とともに、住む人たちの構成や町並みも変わって行ったといっても過言ではありません。
立川市で見つかった実物標本や、わかりやすいパネルで、私たちの先祖の暮らしについて紹介しています。

 
ラウンジ
企画展の開催がない時期には、ラウンジを使った「ミニ展示」もあります。
いままで「明かり」、「映画」などをテーマに、収蔵品を使った展示を試みています。
遊歩道を眺められるように窓があるラウンジには、椅子もあり、しばらく休憩もできます。
また、ビデオ鑑賞システムもあり、立川市のなりたち、歴史などを知ることができるようになっています。
 
 
展示室
資料館のメインである展示室は、主に3つのコーナーに分かれています。
10枚の説明シートも無料配布されており、展示を分かりやすく助け、あとで復習する材料としても活用できます。

1つめは立川の歴史。
市内には20ヶ所の遺跡があり、旧石器時代から中世に使われた石器、土器、住居跡などが発掘されています。
   
 
そして、大きくそびえるのは「六面石幢」です。立川市内唯一の国宝で、南北朝時代に建てられ、石でできた供養憧のようなものでしょうか。
文字通り6つの面があり、それぞれに四天王や仁王が彫刻されている貴重なものです。 ちなみに、展示されているのはレプリカです。
中世には、立川市の名前の由来とも言える、立川氏がこのあたりで活躍していました。
この様子は、パネルなどで分かりやすく説明がされています。
近世になると、立川市北部の砂川地区で新田開発が行われました。模型を使った展示は、屋敷林や田がどのように配置されたか分かるようになっています。
   
   
 
明治に入ると、新宿−立川間に甲武鉄道(現在の中央線)が開通しました。
今でも立川は、中央線、南武線、青梅線、多摩モノレールなどが走り、多摩地区の交通の中心地となっています。 また、当時の風景を描いた絵と現在の町の写真が並べられ、120年近くの間に変わっていった町なみを知ることができます。
 
現在、国営昭和記念公園がある場所にあった立川飛行場。国、民間、外国からの飛行場として使われ、外国から立川飛行場に飛来した飛行機等の模型と、その歴史が分かるビデオが見られる装置もあります。
 
2つめは立川の自然。
今でも市内には公園や緑地などで自然と触れ合う場所は残っていますね。
このコーナーでは、立川市内で見られる動物や鳥、昆虫などの標本を展示しています。
 
 
3つめは、立川のくらしと道具。
展示物でも見られるように、立川は全国でも良品の桑が採れたこともあり、多くの種類の桑が育てられていました。
そして砂川地区には、多くの養蚕農家がありました。
わらぶき屋根の家は、生活をするところ、働く人が寝るところ、蚕の部屋、と3層(階)建てでした。
昔の農家では、農作業をしながら、蚕を飼ったり、出来た糸を使って機織りをして生活していました。
 
 
多摩川では鵜飼いがいたり、鮎やうなぎといった漁や屋形船で涼を取ることが、昭和10年代まで盛んに行われていました。
古代の遺跡からも漁具が発見されるほどの歴史があり、明治時代に立川近辺には鮎料理を出す料亭もあったそうです。
いくつもあった漁の法をパネルで紹介、また、使われた道具が並べられています。
 
 
遊歩道
資料館や井上家の蔵をぐるっと取り囲むように、自然あふれる遊歩道があります。
鳥、昆虫、草木、花。
四季によって、さまざまな表情を見せてくれます。
夏はカブトムシ採りの子どもたちが駆け回り、冬は雪が積もって神秘的な景色が見られます。
そして、移築された敷石住居跡、かつて使われていたつるべ井戸や道標も置かれています。
 
 
 
川越道緑地内 古民家「小林家住宅」
立川市歴史民俗資料館の付属施設であり、立川市の有形文化財として指定されている小林家住宅。
立川市北部にあったこの民家は150年以上前のもので、現在は川越道緑地の一角へ移築されています。
立派な書院作りの違い棚、格子模様のらんまなどで構成された部屋や囲炉裏が点けられて、開園日には一般公開されています。
桃の節句や五月人形など、季節によったあしらいも「なつかしい」と心をいやしてくれます。
敷地内には田畑もあり、通年の体験学習で農作物が育てられています。
 
   
 
[端午の節句展]
端午の節句の時期には、囲炉裏の部屋に鎧や兜などが展示される。
[鯉のぼり飾り]
端午の節句展の期間中、古民家園の庭に飾られた鯉のぼり。市民により寄贈されたもの。
 
体験学習
資料館では、立川市内の文化財を歩いて巡る文化財散歩、立川市に伝わるそばやうどん、ゆで饅頭を作る食体験、七夕かざりや養蚕にちなんだまゆ玉飾りといった年中行事の事業を行っています。
 
 

古民家小林家住宅では、同じく食体験、年中行事に加え、敷地内の畑で麦や稲を植えたり刈り取る農作業体験など、年間を通しての体験学習事業を開設しているほか、春夏の季節には住宅の中にある囲炉裏の部屋で、ボランティアによる茶点てが行われています。
ちなみに農作業体験で育てた麦ですが、実(み)はうどんなどの小麦粉として、麦わらは麦わら細工体験に、使われなかった麦わらのはしくれ部分は畑の肥料に、と完全に使っているそうです。
いずれも参加は、立川市内在住・在勤・在学の方に限ります。

 
 
収蔵庫
一般の方は見られませんが、約70000点の資料が収められた収蔵庫があります。
農作業で使った鍬、ザル、樽といったものから貴重な文書まで、個別に番号が振られ、管理がなされています。
 



-----------→探訪後記
どの資料も本物!土器や農作業具は見たことがあっても、漁労具や機織りなどの民具、鉄道や飛行機といった立川ならではの物たちには、歴史の深さを感じました。でも、特にびっくりしたのは繭から蛾が生まれてた・・・!本物を見せるこだわりを感じました。
     
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