多摩武蔵野の情報誌サイト タチカワオンライン − 日帰り温泉、美容室、グルメ、ショップ、美術館、酒蔵、ウォーキング、コラム
 
東京のミュージアムガイドTOP

エリアで探す:東京23区の美術館−−多摩の美術館

ジャンルで探す:美術館一覧−−博物館その他一覧−−庭園公園一覧


目黒駅

museum/多摩武蔵野から行くミュージアムガイド
コーナートップへ
「東京都庭園美術館」

〒108-0071
東京都港区白金台5-21-9
TEL:03-3443-0201

公式ホームページ
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

※現在改修のため全面休館。
2014年中リニューアルオープン(予定)

開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎月第2・第4水曜日、年末年始、展覧会準備期間(美術館のみ)
入館料:美術館入館料は展覧会による
庭園は大人200円、大学160円、高中、65歳以上100円、未就学児無料

東京都庭園美術館
東京都庭園美術館
 
アール・デコ様式の建物が魅力の美術館
 

なりたち

1933(昭和8)年に、朝香宮(あさかのみや)邸として建築され、戦後、外務大臣・首相官邸、迎賓館として使われていた時期を経て、東京都庭園美術館として生まれ変わったのは1983年。朝香宮殿下は久邇宮(くにのみや)家第8王子、妃殿下は明治天皇第8皇女でした。二人はフランスへ留学・滞在していたため、フランスのアール・デコ様式の建物であり、室内装飾品の数々はフランスから輸入したものや宮内省内匠寮がアール・デコを意識して作ったものといった、当時にしては珍しいこだわりが現在も見ることができます。

 

東京都庭園美術館
 
旧朝香宮邸正面外観(1933年竣工)
旧朝香宮邸正面外観(1933年竣工)
写真提供:東京都庭園美術館

アール・デコって?

1925年、パリで行われた現代装飾美術・産業美術国際博覧会(パリ万国装飾美術博覧会)で見られた形式。曲線が使われたアール・ヌーヴォーの時代に比べて、飛行機や車など機械的なものが目立つようになり、電波を表現したジグザグ模様や流動的な噴水を表現しているのが特徴です。朝香宮殿下、妃殿下はこのパリ万国装飾美術博覧会を見ておられたため、アール・デコ様式の建物や室内装飾を取り入れられたそうです。

※展覧会によって、開放されている部屋が異なります。また、作品展示のための壁などによって、装飾などが見られない場合もあります。ご了承ください。
 
コインロッカーの後ろにある素敵な模様は階段
コインロッカーの後ろに
ある素敵な模様は階段
姫宮寝室(未公開)の部屋の前にある星型の照明
姫宮寝室(未公開)の部屋の
前にある星型の照明
北の間
北の間
 
入口(玄関)

この美術館内は、カーテンや壁紙以外は、ほぼ当時のままです。
正面の入口にあるガラス扉4枚は、アール・デコを代表するガラス工芸作家ルネ・ラリックによるものです。この建物のためにラリックが設計し、当時の設計案も残っています。女性像が立体的になったレリーフのようなガラス扉は、現在は開かれていませんが、当時は玄関のドアだったそうです。
美術館には、右手へ。右手の部屋は、当時の外套室だったそうです。

正面玄関入口
ルネ・ラリックによるデザインのガラス戸
ルネ・ラリックによるデザインのガラス戸
正面玄関入口
ルネ・ラリックによるデザインのガラス戸
 
1F 香水塔

これは室内にある噴水です。部屋に噴水??もちろん、現在は使われていません。建築された当時、噴水や噴水をモチーフにしたものが流行だったそうです。素敵な名前の由来は、妃殿下がこの噴水に香水を垂らしたところ、いいにおいが部屋に包まれた、というところから付けられています。モザイクタイルの床、窓から入る自然の光も、香水塔を美しく見せてくれます。

1933年竣工当時
香水塔 写真提供:東京都庭園美術館
香水塔
1933年竣工当時
香水塔 写真提供:東京都庭園美術館
香水塔
 


1933年竣工当時の大客室 1F 大客室と大食堂

大客室は、当時はソファが置かれて、いらっしゃったお客様をお通しする客間だった場所。機械のような図柄の金色の戸がアール・デコ様式のデザインです。壁上部にも絵が描かれています。




写真左は1933年竣工当時の大客室
かつての大客室
大客室の戸
かつての大客室
大客室の戸
 

大食堂は、お客様とともに食事を取る場所として、当時は大きなテーブルが置かれていました。西洋のダイニングルームに、必ず果物など食物をモチーフにした絵や装飾品があるように、この部屋も壁の絵や照明のガラスに果物がデザインされています。画像では分かりにくいですが、照明のガラスにも果物が表現されているんですよ。

 
大食堂の壁
大食堂
大食堂の壁
大食堂
 
2F 若宮寝室

2階には殿下の居間、寝室、書斎、妃殿下の居間、寝室、若宮の寝室、居間などがあります。展覧会によって見られる部屋は限られていることは先に書きましたが、他にも未公開の部屋もあります。画像にもありますが、この部屋は何の部屋だったかという目印が立っています。若宮寝室は展示室として使われている部屋のひとつ。展示スペースなのでカーテンで閉め切られていますが、カーブのある窓なんてモダンです。

2F 殿下居間

壁の柱の装飾にも、ぜひ注目あれ。

各部屋にある目印
カーブのある窓
殿下居間 壁の装飾
各部屋にある目印
カーブのある窓
殿下居間 壁の装飾
 
殿下書斎
殿下書斎
2F 殿下書斎

殿下の書斎はなんと弧形です。奥までは入れませんが、大きな机とそれを取り囲むように窓と書棚。本当におしゃれな人だったんだなあ、としみじみ眺めてしまいます。

 

2F 妃殿下居間

丸くて凹凸のあるガラスで出来た照明、これって・・・ゴルフボール!ゴルフ愛好者だった妃殿下らしいデザインです。ラジエーターカバーは妃殿下のデザインです。

妃殿下居間
ラジエーターカバー
妃殿下居間
ラジエーターカバーは妃殿下のデザイン
 
2F ベランダ

美術館の名前にもある庭園が望めるベランダ。白黒の床、大きな窓のあるベランダは、椅子も置いてあり、観覧の休憩にぴったりです。

ベランダ
ベランダ
 
3F ウインターガーデン

温室として使われていたウインターガーデンは3階にあります。格子窓から差す光がとても明るく、白と黒の床と壁は当時を思うとすごいデザインですよね。排水口も花の模様なんですよ。

窓側から見たウインターガーデン
排水口
窓側から見たウインターガーデン
花の模様の排水口
ドア側から見たウインターガーデン
ドア側から見たウインターガーデン
ウインターガーデンから見た階段
ウインターガーデンから見た階段
 
庭園

東京都「庭園」美術館ですから、庭園は西洋庭園、日本庭園、芝生広場の3種類があります。四季によって移り変わる木、花といった自然に触れるだけでも安らぎます。ほかに、野外彫刻、茶室(予約すれば利用可能)など、さまざまに楽しむこともできます。美術館展示替えの期間は、庭園のみ入場可能です。

芝生広場
芝生広場
 
 



-----------→探訪後記
今回は展覧会をしていないときにおじゃましました。過去何度か行ったことがありますが、毎回気づくのは展覧会の中身より、壁の模様や照明に見とれているお客さんが多いこと!しかも「いいわね」「欲しいわ」という会話のやりとり・・・不定期で建物の開放日があり、写真撮影も可能だそうです。そっか、今度は綺麗な格好して行かなきゃね!
     
東京のミュージアムガイドTOP

エリアで探す:東京23区の美術館−−多摩の美術館

ジャンルで探す:美術館一覧−−博物館その他一覧−−庭園公園一覧
 
 
Copyright (C) Tachikawa Online. All Rights Reserved.