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台東区

museum/多摩武蔵野から行くミュージアムガイド
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「東京国立博物館」

〒110-8712 
東京都台東区上野公園13-9
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

http://www.tnm.jp/

開館時間:9:30〜17:00
原則として4月から12月までの特別展開催期間中の毎週金曜日は20:00まで開館、原則として4月から9月までの土、日、祝、振替休日は18:00まで開館。※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
入館料:一般600(500)円、大学生400(300)円、高校生以下・満70歳以上の方は無料
ただし特別展の場合は別料金
駐車場:なし

東京国立博物館
東京国立博物館
 
日本を代表する国立の博物館
 
東京国立博物館正門
東京国立博物館正門
日本を代表する国立の博物館

日本と東洋の美術、工芸品が11万件以上収蔵されています

上野駅から徒歩10分、東京国立博物館があります。
上野公園は多くの美術館や博物館がある場所ですが、東京国立博物館は日本で一番古い博物館なのです。
関東大震災や第二次世界大戦を乗り越え、収蔵品や建物が、人類の歴史や文化を伝えてくれます。

 

なりたち

明治5年(1972年)、湯島聖堂大成殿で文部省博物局による最初の博覧会が行われました。名古屋の金のしゃちほこといったものや工芸品、剥製、絵画などが並んだこの博覧会が、東京国立博物館の創立のきっかけとなりました。
その後ウィーン万国博覧会出品(1873年)や、内国勧業博覧会(上野・1877年)といった場所で、世界に向けて日本の美術・工芸品を発表することも増え、それに伴い作品の収蔵が行われていったそうです。

 

前庭
前庭
 
本館外観
本館外観

本館(日本ギャラリー)

正門をくぐると正面に見えるのが本館です。
本館は日劇なども手掛けた渡辺仁による設計で、昭和13年に開館しました。
2004年9月にリニューアルされ、2階が時代別展示「日本美術の流れ」となり、見やすくそして分かりやすくなりました。
本館前にある大きな木はユリノキで、館のシンボルでもあります。

 

●展示室●
2階「日本美術の流れ」では縄文、弥生から江戸時代まで、時代を追うように、1から10室まで展示室が分かれています。
教科書で見たことがある仏像や、国宝を1点だけ展示している部屋、武士の鎧(よろい)や刀剣、屏風や襖絵(ふすまえ)などが並んでいます。
第10室「浮世絵と衣装」の部屋の浮世絵版画は、額の形をした展示ケースに収められ、最新鋭の技術を駆使した照明のもとで見ることができます。
これら展示室では、「平常展」と呼ぶ常設展示が主な展示内容ですが、作品保護のため4〜6週間ごとに展示替えが行われているので、行くたびに見られる作品が違う!可能性もあります。
それとは別にT1、T2という展示室、特別陳列室があり、企画展示の部屋として様々なテーマの特集陳列が行われます。

1室
1室
 
T1(特別1室) 本館入口
T1(特別1室)内
T1(特別1室)
本館入口
T1(特別1室)内
 
 
本館11室 展示風景 (写真提供:東京国立博物館)
 
東洋館(アジアギャラリー)

日本以外のアジア、つまり中国、朝鮮から西アジア、インドまでをカバーする東洋館。
谷口吉郎設計で一見3階建てですが、1階と2階、2階と3階の間にもフロアがあり、建物としても面白いです。

東洋館外観
東洋館外観
 

●展示室●
仏像、陶磁、染織、工芸品など、地域別に並んだ展示物は、実にさまざま。
色や形が日本のものに近いものもあれば、まったく違うものもあるのが不思議です。
展示スペースとして一番広いのは中国の考古遺物ですが、どのフロアも丹念に見てまわる人があふれています。

東洋館入口
東洋館内
東洋館入口
東洋館内
 

東洋館では、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、西アジア、エジプトなどの絵画、書跡、彫刻および陶磁、染織、漆工、金工などの工芸作品、ならびに考古遺物を地域・ジャンルごとに展示している。

東洋館 第1室 展示風景
(写真提供:東京国立博物館)
 
平成館(日本の考古遺物)

考古遺物で石器時代から近代まで日本の歴史をたどります。縄文時代の火焔土器や、弥生時代の銅鐸、古墳時代の埴輪など教科書でみたあの作品に出会えます。また、講演会やさまざまな催しのための講堂、およびガイダンスルームがあります。2階は特別展示専用の展示室です。(東京国立博物館HPより)

平成館考古展示室 展示風景
(写真提供:東京国立博物館)
 
表慶館
2007年4月から「みどりのライオン」という愛称で、教育普及スペースとして利用できるようになった表慶館。
明治期の建築家片山東熊の設計で、入口には愛称のもとになったみどりのライオンが「あ・うん」の風体で並んでいます。
表慶館外観
表慶館外観
表慶館入口のライオン像
表慶館入口のライオン像

●展示室●

館内は大きく5つの部屋に分かれています。

・出会いの間
広い敷地の東京国立博物館自体を、模型などで紹介しています。
一番最初にここに来て、どこへ行こうと予定を立てるのがオススメ。

・体験の間
「ハンズオン体験コーナー」では、展示に即したワークショップが開かれています。
私が行ったときは拓本を採る体験をしましたが、体験内容は展覧会によって異なります。

・対話の間
東京国立博物館では火曜14時から「列品解説」と呼ばれる、担当学芸員によるギャラリートークを行っています。
展示室で行うときもあれば、この対話の間で行う場合もあります。
ホームページで内容、場所を確認の上、ご参加ください。

・探求の間
簡単な資料閲覧ができるスペースです。

・創作の間
学校など団体での利用も可能です。事前申込制のワークショップを行う場所です。

申込み・お問い合せは、東京国立博物館教育普及室03-3822-1111(代表)まで。
表慶館入口のドーム型天井
表慶館入口のドーム型天井
出会いの間
出会いの間
拓本を取る
拓本を採る
できあがった拓本
対話の間
探求の間
できあがった拓本
対話の間
探求の間
 

法隆寺宝物館

明治11年(1878年)に、奈良の法隆寺から皇室へ献納され、戦後国へ移管された宝物が納められている法隆寺宝物館。
東京国立博物館の施設の中でも奥まったところにあり、また、ニューヨークのMOMAなどを手掛けた谷口吉生設計によるモダンな建物でひっそりと建っています。

●展示室●
法隆寺献納宝物は出土遺物(発掘されたもの)ではなく、人から人へ伝えられてきた伝世品でそれぞれが美術品としても一級品という、貴重な古代美術コレクションです。正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、この法隆寺宝物館にあるものは7世紀のものが多いそうです。
この建物になる前は木造で決まった日にしか見られなかった作品も、今では収蔵庫と兼ねている展示室となって、毎日見ることができます。
(ただし第3室は限定された日にしか開かれません)
温度、湿度、光などが徹底的に管理され、薄暗い室内ですが、作品とゆったり向き合える空間となっています。
見るという行為に緊張をもたらす展示方法がとても印象的です。
オススメは第2室にあるずらっと並んだ仏像。
それぞれ違った仏師が作ったとされ、朝鮮半島のものもあるそう。
9割以上が重要文化財で、一体一体じっくり見ていく観客も多いそうです。
また、法隆寺献納宝物に関係した資料室もあります。

法隆寺宝物館外観
法隆寺宝物館外観
展示室入口
展示室入口
第2室 金銅仏の展示
第2室 金銅仏の展示
 
ミュージアムショップ

本館地下のミュージアムショップは取材のときは改装中でした。
分店として東洋館にもあり、オリジナルグッズである展示品のミニチュアサイズの陶器などが売れているとのこと。

東洋館ミュージアムショップ分店
東洋館ミュージアムショップ分店
 
資料館

博物・美術資料がそろう資料館。
本だけでなく、写真資料もコピーができます(有料)。
資料館だけの利用であれば、西門から無料で入場可能。
ちょっとした調べもの、課題や論文などの資料探しなど、活用できる場所です。

資料館外観
資料館外観
 
レストラン「ラコール」

上野の洋食屋として知られる上野精養軒が運営する「ラコール」。
オススメは「ラコールセット」(2100円)。
展覧会によって内容が異なりますが、洋食らしく濃厚でありながらやさしい味で、デザートやコーヒーもついて、頬がゆるみます。
和食メニューもあり、喫茶だけの利用も可能。コーヒーはホットもアイスも420円です。

ラコール外観
ラコール外観
 
おまけ

「暑いですねえ」と、取材日は猛烈な陽射し。
「館と館の移動に使ってください」と入口にあったのは、なんと日傘入れ!
使ったらちゃんと返す、という基本ルールが守れる人はどうぞ使ってみてくださいね。

日傘入れ
日傘入れ
 



-----------→探訪後記
遠足気分で行くのもOK、研究や勉強で行くのもOK。
でも、とにかく広い!
上野公園も広いけど、東京国立博物館の敷地のほうが広いんじゃないかしら?と思いました。
年2回、春と秋に開放される庭や茶室、特別展が行われる平成館など、今回の取材で伺えなかった場所も敷地内にはあるそうです!
頻繁に通う人は年会費10000円の友の会がオススメです。
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