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細かな部分まで再現された模型は見もの!
両国国技館の隣にある博物館で、館内には江戸時代から戦後に至るまでの「江戸・東京」に関連した模型や資料が展示されています。日本橋や長屋などの実物大模型のほか、体験コーナー、動く模型など楽しみながら学べる展示物が多いのが特徴です。5・6階で行う常設展のほか、1階では特別展が行われています。 |
なりたち
江戸東京博物館は“未来の東京を考える博物館”として、1993(平成5)年3月28日に開館しました。「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」から成る常設展示室では、江戸時代から第二次世界大戦直後にかけての「江戸・東京」の人々の暮らしについて学ぶことができます。ここでは浮世絵や絵巻など約2500点や、大型の復元模型約50点などを見ることが可能です。 |
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日本橋から5階の展示室を眺めることもできます |
日本橋
常設展示室への入口は6階にありますが、チケット販売は1・3階の2ヶ所で行っています。まずはチケットを購入し、6階へ移動しましょう。常設展示室に入ると最初に目に入るのが「日本橋」です。この橋は、徳川家康が江戸幕府を開いた1603年に架けられました。実際の橋の大きさは長さ約51m(28間)、幅約8m(4間2尺)。ここでは、立替えの記録や絵画などを元に、北側半分(14間)を復元しています。 |
寛永の町人地
日本橋を下った場所にあるのが江戸時代初期にあたる寛永年間(1624〜1629年)の、日本橋付近の町の様子を1/30スケールで再現した模型です。この展示からは“新しい城下町を作る”という活気が伝わってきます。また、周りに置かれている双眼鏡を使えば、細かい部分まで見ることも。
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賑やかな町の様子を再現 |
中村座
展示コーナーのほぼ中央に、19世紀初期にあった芝居小屋「中村座」の原寸大の復元模型があります。中村座とは幕府公認の劇場のひとつです。屋根の中央には、その証である「櫓」が掲げられています。模型の前では、土日祝のみ1日2回寄席などが行われるそうです。
なお、ここまでが「江戸ゾーン」となっています。 |
看板がかけられ華やかな雰囲気の中村座 |

文明開化の時代に建てられた「朝野新聞社」 |
朝野新聞社
東京ゾーンの入口には「朝野新聞社」の実寸模型があります。成島柳北が社長として始めたこの新聞社は、1874(明治7)年に「朝野新聞」を創刊しました。明治政府を批判し、自由民権運動が高まったころには“民権派”の新聞として人気が高かったといいます。この建物は銀座煉瓦街の中心、現在の銀座4丁目交差点辺りにありました。
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盛り場浅草のシンボル「凌雲閣」 |
凌雲閣(浅草12階)
1890(明治23)年に落成した「凌雲閣」は、12階建てだったことから“浅草12階”という愛称で人々に親しまれました。建物の1階は演芸場、2階以上は世界各国の物産の店や、風景画を集めた美術陳列場です。また、11・12階は望遠鏡を備えた展望台となっており、館内には日本初のエレベーターも設置されていました。1923(大正12)年の関東大震災で倒壊するまで、浅草のシンボルとして広く知れ渡っていたといいます。
また、この付近には「関東大震災」の被害を伝える展示もあります。 |
電気館
1903(明治36)年に日本初の映画封切館として誕生した建物です。この界隈は、活動写真小屋が多かったことで知られていますが、この電気館が先駆け的な存在となっています。 |
電気館周辺の賑わいは戦後まで続きました |

外から見た庶民の家の様子 |
下町の庶民の住宅&和洋折衷住宅
ここでは工場労働者が多く住んでいた中央区月島の四軒長屋の一部をモデルに、昭和初期の庶民の暮らしぶりを再現しています。わずか二間に平均5〜6人の家族が住んでいましたが、台所横の二畳間をダイニング、奥の六畳間をリビングとして使い分けていました。
また、庶民の家の横には「和洋折衷住宅」があります。ここにある住宅は1937年(昭和12)に大熊喜英の設計によって改築された住宅の一部を移築・復元したものです。室内には、当時の流行だった「山小屋風」のデザインを取り入れる一方で、襖で仕切られた畳の間もあります。 |
空襲と都民
ここでは東京大空襲に関する資料が多数展示されています。戦時下の生活の様子を表す住居の復元や、折れ曲がった鉄骨など戦争の恐さを物語る資料も多いです。
また、このコーナーには日本がアメリカ本土を攻撃するために使った「風船爆弾」が展示されています。和紙をこんにゃく糊で張り合わせた簡素な造りですが、9300個のうち300個はアメリカ本土に到着し山火事などの被害をもたらしました。 |
戦時下の住宅 |
体験型の展示
江戸ゾーンから東京ゾーンにかけて体験型展示が多数あります。そのなかで最も大きなものが、昭和初期の住宅を再現した「体験コーナー」です。ここでは靴を脱いで住宅に上がり、昔ながらの日本の暮らしを体感することができます。 |
実際に中に入ることができる「体験コーナー」 |

1階にあるミュージアムショップの様子 |
その他の施設
以上の展示コーナーのほかに、館内にはレストランやミュージアムショップが多数あります。また、7階には図書室、1階には映像ホール、地下1階には映像ライブラリーなどがあり、江戸時代から戦後までを中心とした資料が充実しています。 |